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実例Q&A

★相続人全員が相続放棄をしたら【Q&A №64】 0064

2011年3月14日


 死んだ父が多額の借金をかかえているのが、判明しました。
財産もなく、親族も皆生活が苦しい状態で支払える余裕はありません。

そこで、相続放棄をした場合、まず第1相続人の放棄、第2相続人の放棄、第3相続人(甥姪)の放棄とすすんでしまった場合、そこでその財産(負の財産)はどうなるのですか?

記載内容  相続放棄 相続財産法人 相続債務

(なお)


【相続放棄で相続人がいなくなった場合でも、(相続放棄した)相続人は債務の支払いをする必要はない】
ご質問に書かれているとおり、相続人が次々と相続放棄をしていくと、最終的には相続人がいなくなりますが、このような場合、民法という法律では、国庫に帰属するとされ、結果として、どの相続人も債務を負いません。

【相続人がいない場合には、財産や負債は相続財産法人となる】
そうすると、誰も相続人がいない場合、被相続人(亡くなった方)の負債はどうなるのだろうかという疑問がわきます。

少し、むずかしい話になりますが、ご勘弁を。
被相続人の資産と負債という全部の財産的権利義務が一体となって、独自の存在(相続財産法人)になります。
(やや不正確ですが)相続財産法人は被相続人の資産をもち、債務を負担するということになります。

【相続財産法人がなぜ必要なのか】
相続財産法人というような耳慣れない制度はなぜ必要なのかも説明しておきます。
資産家が死んだが、その人には相続人(配偶者や子、親など)がいなかったとしましょう。
その資産家に金を貸していた債権者はどうすればいいのでしょうか?
債権者としては、その資産家には財産も十分にあるのですから、お金を返してほしいでしょうし、支払いをしなければ裁判をし、強制執行もしたいでしょう。
この場合、その債権者は裁判所に相続財産管理人を選任してもらい、その相続財産管理人に請求や訴訟をし、遺産である不動産を差し押さえるなど強制執行をする、ということになります。

【会社の破産と同じように考えればわかりやすいかも・・】
相続財産管理人とういうのがわかりにくいかもしれませんので一つ例をあげましょう。
会社が破産した場合に、会社は営業活動をしなくなるのに、会社の財産(資産だけではなく、負債も)は破産財団として残ります。

この財産の整理のために破産管財人がつきます。
相続財産法人と相続財産管理人の関係は、これの相続版と考えればわかりやすいかもしれません。

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