遺産調査
昨年、母が亡くなり(父はすでに他界)、相続人は姉と私のみですが、姉が預貯金残高を明かしません。
直後 住宅購入するなど不可解です。
母から生前贈与も考えられますが、それは認められますか?
銀行、郵便局の残高(すでに引き出し済だと思われます)及びその取引履歴の調査を考えています。
ただ、引出後のお金の流れも含めて調べなければ説得力に欠けると思います。
弁護士費用等PCで確認しましたが着手金もプラスされるものでしょうか?
所要日数も教えてください
【遺産分割を有利に解決するコツは遺産の調査です】
相続財産を明らかにしないというケースでは、そのほとんどが遺産を隠したり、生前や死後に遺産を取り込んだりしています。
これは遺産相続を数多く手がけた当事務所の弁護士の偽らざる実感です。
このような相手方に対応する手段は、徹底した遺産の調査しかありません。
遺産調査でどこまで隠されたり、取り込まれた財産を発見できるかが勝負の分かれ目になります。
【当事務所の遺産調査・鑑定の所要日数】
今回の相談も、遺産が隠されたり取り込まれたりしている可能性が高いと思われます。
特に住宅購入等の不審な動きがあるのですから、まず遺産調査をすることをお勧めします。
調査の調査をするためには、
①相続人の調査
②預貯金等の金融遺産の取引経過や不動産の移動状況
の2つの面からの調査が必要です。
当事務所では、これらの調査をスピードアップする方策を講じています。
この中で一番時間がかかるのが金融機関からの回答ですが、特にゆうちょ銀行については照会から回答までに遅いときには1ケ月程度もかかることがあります。
そのため、通常の場合には約30日~40日程度の期間がかかるものと思われます。
【生前贈与について】
遺産調査の結果、生前贈与が存在することがわかったときには、その分だけ贈与を受けた人の相続での取り分を減少させることも可能な場合があります。
ただ、金額やその贈与の目的等が影響しますので、生前贈与に関する調査も必要不可欠でしょう。