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★同居の両親からの相続を有利にもっていくには【Q&A №178】

2012年7月26日

現在 住宅ローンを支払いながら義理の両親と同居しています。

支払いは、生活費を義母に渡しています。

ローン・土地・建物の名義は義父になっています。

主人には姉がいます。

姉が相続の権利放棄をしない場合、同居していた・ローンを支払っていたという事は相続する際に有利になるのでしょうか?

もし有利になるとしたらどのような事ですか?

 

(ゆう)


【父名義の住宅ローンを支払いは寄与分になる可能性があります】

義父名義の住宅ローンを支払っているということですが、もし、あなたのご主人のお金で支払っているのなら、寄与分で相続財産を多くもらえる可能性があります。

もし、あなた自身がお金を出している場合でも、あなたとご主人は一体であるとして、ご主人の寄与分としてもらえる可能性もなくもありません。

【支払っているということの証明をする必要があります】

生活費を手渡しという現在のやり方では、住宅ローンをあなたのご主人が支払っているという証明ができていません。

この点の対策としては、今後、義父の住宅ローンが引き落としされる銀行口座にご主人の名義で送金をするのがいいでしょう。

なお、過去の交付分については、住宅ローンとして支払ったということを義父に書いてもらうことも考えていくことも考えましょう。

どのような口実で、そのような書面を書いてもらうかは、あなた方夫婦の知恵の絞りどころでしょう。

【同居を相続に活かす方策は・・】

親の面倒を見ていたという事実があっても、それだけでは遺産分割で有利になることは少ないです。 

ただ、義父らと同居しているというのであれば、是非、義父にお願いして遺言書を書いてもらいましょう。

義父があなた方夫婦の同居に感謝しているのなら、あなた方夫婦に有利な内容を記載してくれる可能性が高いでしょう。

同居を相続に活かすには、遺言書という形が定石です。

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