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実例Q&A

生き別れた親の相続手続【Q&A №320】

2013年10月11日

 

 

銀行から封書で連絡があり、ある被相続人の預金に対する相続を受け付けたところ、相続人のひとりに名前があるとのこと。

被相続人、相続代表者に覚えはありませんが、幼いころ別れた実母の家族かもしれません。

銀行に連絡をして相続人とトラブルにならないかと迷っています。

もしその関係の相続であるなら放棄は考えておりません。

連絡すべきでしょうか?

また被相続人がどなたかを調べる方法はありますか?

記載内容  生き別れ 直系親族 戸籍謄本

(minimama)

 

【被相続人との相続関係の調査が必要】

銀行からの封書に記載された内容によると、被相続人も相続人の代表もあなたの知らない人ということであれば、あなたのお母さんが死亡され、そのため、あなたが代襲相続人となっている可能性が高いと思われます。

いずれにせよ、まずは戸籍謄本や除籍謄本を取り寄せし、被相続人とあなたがどういう関係になっているかを確認する必要があります。

将来、あなたの方から相続の手続きをする場合にも、被相続人とあなたの関係を明らかにするために戸籍謄本が必要になりますので、この際、取り寄せの手配をされるといいでしょう。

戸籍謄本の取り寄せについては、あなたの本籍地の役所からあなたの戸籍謄本を取り寄せ、そこからお母さんの戸籍(除籍)謄本と順次遡って取り寄せしていくことになります。

【銀行に確認するのも一方法】

なお、銀行としてはあなたを相続人としているのですから、相続関係図を持っているものと思われますので、銀行と交渉して入手することも可能でしょう。

とりあえず、被相続人の関係を簡単に知りたいのであれが、この方法が一番手っ取り早いでしょう。

なお、銀行に連絡をしたからといって、すぐに相続人とトラブルになるわけではありません。

もし、もめるとすれば、相続代表者が預金の払い戻しをすることについて、あなたが了解をしないというところでもめることになります。

しかし、あなたとしては相続を主張されるのですから、いずれ他の相続人と話し合いをすることになりますので、他の相続人の意向をそれほど気にする必要はないでしょう。

【今、どんな手続きになっているのか】

相続人の中の一人が、自分が相続人の代表者になるので、遺産である預金全部を解約して払戻しを受けたいと銀行に申し出ているようです。

銀行としては、その代表者一人に預金を払戻しをすることになるが、相続人であるあなたに「それで同意をしますか」という確認のため、あなたに書面を送付してきているのです。

【連絡しない場合に法定相続人に分割されるという意味】

あなたが銀行に連絡しないということは、あなたがその代表者一人に払戻しをすることには協力しないということを意味します。

あなたが協力しない場合、銀行としては、各相続人にその法定相続分に応じて預金を返還すべき義務を負うということになります。

各相続人の立場からいえば、自分の法定相続分の割合の預金分を、他の人とは関係なしに払戻しを受けることができることになります。

これが法定相続人に分割されるという意味です。

なお、現実問題として、相続人が自分の法定相続分を請求しても、銀行としてはすぐに支払いに応じることは少なく、まず、訴訟で請求してくれということになりますので、ご注意ください(参照:Q&A №148)。

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