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実例Q&A

老舗かばん店「一澤帆布」のお家騒動に見る相続問題(第3回)

2010年1月28日

遺言書をめぐって繰り返される裁判、まさに”骨肉の争い”… 大澤photo6

【判決大逆転 本物から偽物に】
最初の裁判では、第2の遺言書が本物だという判決が最高裁で確定した。
しかしその後、新たに裁判が起こされ、今度は、偽物と最高裁が判断した。
この判決は「骨肉の争いが形勢逆転、『筆跡』巡り割れた最高裁判決」というタイトルで報道された。
しかし、負けた長男側が納得しない。
近く、3度目の裁判が起こされる予定だという。

【どんな遺言書であったのか】
ネットで調べてみると、先代の書いた最初の遺言書は、巻紙に毛筆で書かれており、「一澤」の実印が押されていたという。
しかし、第2の遺言書は便箋3枚に「一沢」という認印が捺印されていたという。

話は横道にそれるが、「一澤帆布」のかばんには、右の写真のような形で製造販売者を表示するラベルというか、ロゴというかわからないが、縫い付けられていた。
この漢字の表示を見て、「おぉ、一澤帆布じゃないか」などいう友人もおり、「昔から使っているんだ」というような答えを私は返して、いい気持ちになっていた。
だから、このような私の気持ちから言えば、遺言書は巻紙に毛筆で書かれているのがいかにも由緒正しく、かつ望ましく、相応しい。
便箋3枚に認印といえばあまりに安直でわびしく、「おいおい、ブランドの価値が下がるじゃないか」と言いたくなるような気がする。
(もちろん、便箋に認印だからと言って、それで遺言書が無効だというわけではないが)
さて、元にもどって、ではどうして最初の裁判では第2の遺言が本物と認められたのであろうか。
次回には、この点を考えてみる。

                                  (2010年1月10日記:R)

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