はじめまして、早速の質問で失礼します。
妹が今年、親から贈与を受けて家を建てました。
そして、次に親から贈与してもらって家を建てる場合、税金の関係で1~2年は空けて家を建てた方がよいと親から言われましたが、実際はどうなのでしょうか?
お答え宜しくお願いします。
【本来は税理士さんに対する質問です】
今回の質問は相続ではなく、税金の問題です。
本来は税理士が専門ですが、わかる限度でお答えします。
【贈与税の問題ではないのでは・・】
1~2年の期間を空けたほうが良いという父(あるいは母)のお話ですが、贈与税の観点からはそのような配慮は必要ないでしょう。
贈与税は110万円の基礎控除額がありますが、これは贈与を受ける側の問題で、贈与する側でそのような制限がありません。
例えば、父が妹と兄に年間に110万円ずつ贈与をした場合、贈与した父としては年間220万円の贈与をしたことになります。
しかし、贈与税は贈与を受ける側の問題であるため、父はなんら税金がかからず、贈与を受けた妹も兄も110万円の基礎控除の限度内ですので、贈与税はかかりません。
【続いて贈与をすると、隠された収入があると疑われるおそれがあるかも】
ただ、税務署としては、父が2年間連続して贈与する場合、特にその金額が住宅建築資金という多額の場合には、税務署としては、父には申告していない収入があるのではと疑い、父の収入について税務調査をする可能性があります。
父(あるいは母)が言っているのはこのようなリスクがあるので、1~2年はあけるようにしたいということかもしれません。
【税理士さんに相談することをお勧めします】
ただ、住宅資金などの贈与については、非課税の特例があり、また、相続時精算課税制度を使えるのであれば特別控除もあります。
そのため、是非、税務の専門家である税理士に相談されたほうがいいでしょう。