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不正出金とは、亡くなった方(被相続人)の預金をご家族が無断で引き出すことを言います。
不正出金は法律上、不当利得ないし不法行為として返還請求を行うことができるため、多くの相続紛争案件で激しい争いになっています。
不正出金の多くは、被相続人が認知症などで判断能力が衰え、自分で預金を管理できなくなったときに起きています。出金の仕方は毎月数万円ずつ、一度に数百万円など様々ですが、不正に出金をしたご家族の側は、徹底的に預金情報を隠す傾向にあります。
不正出金を追及するためには、いつ、どこの銀行から出金をしたか、遺産調査を行い情報を集め、その情報からお金の流れを徹底的に分析することが重要です。
1. 徹底的な遺産調査が前提
2. まず、使途不明な出金を見つけること
3. 取り込んだのは誰かを証明できるかまで考える