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遺言(いごん)とは、亡くなった方が、法定の形式に則り、生前に遺産相続の内容や祭祀の承継などについて記載した書面のことをいいます。
本来、遺産の分け方は法定相続分に沿って相続人同士の話し合い(遺産分割協議)で決められますが、遺言がある場合は、遺言に書かれた内容が優先し、遺言に沿って遺産を分けることになります。
遺言は高齢者が作成することが多いため、遺言を作成できるだけの判断能力(遺言能力)があったか否かが裁判で頻繁に争われます。その際、裁判所は当時の状況や医療記録などをもとに遺言者の能力が判断されるため、遺言作成の際には認知能力の検査などを行い判断能力を確認しておくことが重要になります。
1. 紛争の防止するためには公正証書遺言が有効
2. 遺留分を考慮しない遺言は紛争のもと
3. 付言事項をうまく活用する